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離乳食をスムーズに食べてもらうためのコツ


離乳食は食事に慣れること

離乳食の目的のひとつに食事に慣れることがあります。
大人になると毎日食事をすることが当たり前のことになりますが、離乳食を始める時期の赤ちゃんは今まで母乳やミルクだけしか飲んだことがないため、食べ物を噛んで飲み込むということが初めての経験なのです。そのため、食べ物を口に入れたり、食べ物を噛んで飲み込んだりという練習をしなくては大人と同じように食べられるようになりません。
離乳食はそのための練習期間なので、大人のように栄養補給をするという以外にも目的があります。まずは食べ物を食べることに慣れることが大切です。

食べさせ方にはコツがある

赤ちゃんに離乳食を食べさせる時には、しばらくは大人が赤ちゃんの口に食べ物を運んであげなくてはいけません。その時には主にスプーンを使うと思いますが、スプーンを無理やりに口に突っ込んではいけません。スプーンをゆっくりと赤ちゃんの口元に持って行き下唇に当てます。そうすると自然と赤ちゃんの口が開くはずです。赤ちゃんが自分で口を開けたことを確認してから食べ物を口の中に入れ上唇で食べ物を取り込む動きを待ちましょう。赤ちゃんが自発的に食べ物を口に入れたらスプーンをまっすぐにして口から出します。
この方法だと赤ちゃんが嫌がらずに食べてくれると思います。

食べる時の姿勢が大切

赤ちゃんが母乳やミルクを飲んでいる時には横向きになって飲んでいたことも多かったと思いまが、これは赤ちゃんの特徴で、大人が横向きで飲み物を飲もうとしても上手く飲めませんが赤ちゃんは横向きでも飲めるようになっています。
しかし食べ物を飲み込む時には赤ちゃんも横向きでは上手くいきません。赤ちゃんが1人で上手に座れるようになるまでは大人が支えてあげるか、赤ちゃん用の椅子に座らせてあげて、上半身をしっかりと起こしてから食べ物を食べさせるようにしましょう。また椅子に座っている時には足が下に着いているほうが赤ちゃんの姿勢が安定します。

食事の雰囲気作りも大切

食事は栄養を身体に取り込むだけが目的ではありません。食事は人同士がコミュニケーションを通してふれあいを楽しむ場でもあります。特に離乳食の時期は初めての食事ということもあり、今後の人生での食事のイメージを形成する大切な時期です。食事の時に家族で楽しい食卓を囲むことで赤ちゃんも楽しく食事をすることができるようになります。赤ちゃんがまだ喋れない時期でも声掛けを多くして楽しい雰囲気作りをしていきましょう。
また離乳食の時期には赤ちゃんが思うように食べてくれなくて疲れてしまう時もあると思いますが、焦ったりイライラしたりせずにゆとりを持つことも大切です。

( TEXT : Rippy編集部 )

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