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離乳食の人気野菜【かぼちゃ】の栄養効果とレシピ


離乳食初期から使える食材

生後5ヶ月頃から始まる離乳食ですが、そのスタートの時期も進め方も赤ちゃんによって個人差があります。まず最初はゴックン期といい、ミルク以外に食べ物があるということを教えてあげる時期になります。そんな初期段階から使用することができる食材の1つがかぼちゃです。自然の甘みがあり、ゆでてつぶせば赤ちゃんにとっても食べやすいので離乳食として受け入れやすいという特徴があります。また栄養も豊富なので、食べ物から栄養を摂取することができるようになってからも重宝する食材なので積極的に食べさせてあげたいものです。

かぼちゃの魅力とその栄養効果

かぼちゃは緑黄色野菜の1つです。β‐カロテンは体内でビタミンAに変換されるので、髪の毛や粘膜、皮膚などの健康維持はもちろんのこと、呼吸器系を守ってくれる働きがあります。風邪予防にも効果的なので、赤ちゃんだけではなく免疫力が低下している産後のお母さんも積極的に食べたい食材だと言えます。その他にも様々なビタミン類が含まれているのですが、注目したのは食物繊維です。離乳食を始めると便秘気味になる赤ちゃんがたくさんいます。それは今まで消化のいい母乳やミルクしか飲んでこなかったからです。便秘でお腹が苦しくなってしまう赤ちゃんもいるので、食物繊維の摂取はお通じをよくするためにも効果的です。

時期ごとにわけたかぼちゃレシピ

初期にはゆでてつぶしたものをあげます。食べ物を飲み込むことに慣れてきて、口をもぐもぐと動かすことができるようになる中期には歯茎でつぶせるほどのかたさにしたものをあげます。後期になると歯も生えてくる子が増え、調味料も少しずつ使えるようになってくるので少しかたさをプラスしてあげましょう。ゆでて角切りにしたものを少量のマヨネーズであえたサラダにしたり、おやきにしておやつとしてあげるのもおすすめです。そして完了期になれば大人と同じように煮物にしたり煮るだけではなく焼いたりしたものをあげてみましょう。味付けは薄めが基本です。

かぼちゃを食べさせる時の注意点

離乳食としても利用することができるのですが、赤ちゃんにあげる上で注意しなければならないこともあります。それはかたさです。まずはつぶしてドロドロにした状態から始まり、次に歯茎でも噛み潰せるほどのかたさにし、そして大人のように煮物などにするという風に成長に合わせてかたさを変えていく必要があります。初期から完了期までを通して利用できる食材故にかたさの調節に変化がつけられない人もいるのですが、離乳食には栄養を摂取する目的以外にも食べ物に慣れるという目的もあるので、その形状やかたさにはきちんと変化をつけてあげることが大切です。逆に焦ってかたくしてしまうとのどに詰まってしまう恐れもあるので注意しましょう。

( TEXT : Rippy編集部 )

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