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離乳食の人気野菜【ほうれん草】の栄養効果とレシピ


ほうれん草は栄養の宝庫

ほうれん草に含まれる代表的な栄養素は、鉄分です。鉄分は、赤血球を作るもとになり貧血の予防に効果があります。特に、日本人女性は貧血体質の人が多いので必要不可欠な食材と言えます。
また、βカロテンを多く含みます。喉や鼻の粘膜を守り、風邪を引きにくくする効果があります。また、抗酸化作用があるので、がんの予防にも役立ちます。
そして、免疫力を高めるビタミンCも多く含みます。ほかに、取り過ぎた塩分を体外に排出する役割を担うカリウム、根元のピンクの部分には骨の形成を助けるマンガンが含まれています。
そんな栄養の宝庫は、赤ちゃんの離乳食からレシピに加えることができます。

離乳食初期での活用レシピ

ほうれん草は離乳食の初期から食べさせることが可能です。独特のえぐみがあるので、必ずアクを抜いてから使いましょう。
初期は、舌触りの良いペースト状で与えることが望ましいので、葉先の部分を用います。茹でたら冷水にさらし、水気を切ります。ミキサーやブレンダーでペースト状にします。無い場合は、小さくカットしてすりつぶし、茶こしなどで裏ごしすると舌触りの良いペーストになります。
このままでも、栄養はばっちりですが、えぐみが気になる場合や少々味に変化を加えたい場合は、リンゴをすりおろしたものを加えると食べやすくなります。また、だし汁を加えてもよいでしょう。

離乳食中期での活用レシピ

離乳食初期のペースト状に慣れてきたら、次のステップに進みます。食べることのできる食材が広がるので、食べることが楽しいと感じ始める時期です。柔らかい食べものを舌と上あごで潰して飲み込むこともできるようになります。1日の3割から4割の栄養を離乳食で補えるようになるので、栄養価の高いほうれん草はおすすめの食材です。
この頃には、細かく切った和え物なども食べられますので、すりおろした麩とだし汁で和えても楽しむ味の幅が広がります。しらすと豆腐で和えても美味しいです。しらすと一緒におかゆに混ぜても食べやすいです。

離乳食完了期の活用レシピ

この頃になると、調理方法も大人とあまり変わらなくなります。口の中で左右に食べ物を動かしながら歯茎で噛み潰したり、すり潰したりして食べることができるようになります。
たとえば、ハンバーグなども食べられるようになります。鶏ひき肉と豆腐に小さくカットしたほうれん草、玉ねぎ、ひじきなども加えて少量の油で焼きます。
ホットケーキミックスにほうれん草のペーストを混ぜて蒸し器で蒸すと蒸しパンにもなります。子どもが自ら手でつかんで食べることも出来るのでおすすめのレシピです。
うどんやにゅうめん、スープの具材としても食べられるようになります。

( TEXT : Rippy編集部 )

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