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カミカミ期(9~11カ月)に注意したい調理・味付けポイント

手づかみ離乳食

離乳食は1日2食から3食へ

赤ちゃんが9カ月に入るとカミカミ期にうつります。離乳食は1日に3回になります。おっぱいやミルクはほしがったときにあげましょう。離乳食の固さは歯茎でつぶせる程度が目安です。バナナくらいを目指すといいでしょう。
もちろん9カ月にはいったからといってすぐにカミカミ期に移行する必要はなく、赤ちゃんの食の状態などを見ながらゆっくりと進めていけばOK です。離乳食の進み具合には個人差が出ますので、お友達と比べてペースがゆっくりということもあるかもしれません。しかし焦る必要はありません。赤ちゃんのペースに合わせましょう。

遊び食べをするように

離乳食は1日3回、毎日同じ時間に食べさせるようにしましょう。大人と同じ食事時間にするといいですね。
活発に動くようになり、手先が器用に動かせるようになります。食べ物にも興味を持ち始め、自分で食べたいという気持ちも強くなってきますので、遊び食べするようになります。一生懸命作った離乳食をぐちゃぐちゃにされるとイライラするかもしれませんが、これも大切な成長過程のひとつです。汚れ防止に下にマットなどを敷いておくといいですね。
感情的にきつく叱ると離乳食自体を嫌いになる可能性がありますので、おおらかな目で見守りましょう。優しく語りかけながら離乳食を口に運んで食べさせ、どうしても食べないようなら切り上げて構いません。

積極的に摂りたい栄養素

おっぱいやミルクを飲む量は減り、栄養の多くを離乳食からとるようになります。炭水化物(ごはん、パン、麺類など)、たんぱく質(魚や肉、豆腐、卵など)、ビタミン・ミネラル(野菜、果物、海藻など)を摂取できるようにバランスの良い献立を考えましょう。
鉄分が不足するようになりますので、赤身の魚や肉、レバーなど鉄分の多い食べ物も積極的に摂りいれましょう。
この時期は遊び食べもあり、食べる量にはムラがでます。あまり神経質にならず、2~3日単位で必要量がとれていればいいと考えましょう。
離乳食3食を一から作るのは大変です。大人の料理を味付けする前に取り分けたり、時間のある時にまとめて作って冷凍しておいたりするといいでしょう。

主な食材の調理のポイント

カミカミ期は、ごはんは全粥や軟飯を与えます。パンは小さく食べやすい大きさにちぎりましょう。うどんはくたくたに茹でて1cm~2cm程度に。あまり長いと噛み切れないことがあります。
野菜は歯茎でつぶせる固さまで柔らかく煮ましょう。
肉類は脂身が少ない部分をミンチ上にしてよく火を通します。魚も充分な過熱をして骨を取り除き、ほぐしましょう。
味つけはお出汁のほかに、お塩やしょうゆ、味噌、パターなども使えるようになり、調理の幅が広がります。ただし、まだまだ薄味が基本です。味が濃くならないように注意しましょう。

( TEXT : Rippy編集部 )

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