離乳食が原因の下痢
離乳食の時期には赤ちゃんが生まれて初めて食べる食材があります。赤ちゃんが下痢を起こしている時には病気などの体調不良もありますが、離乳食で食べた食材が元になっていることもあります。特別なアレルギー症状を起こしているのでなければそこまで重篤な症状が出ることはないと思うので、離乳食を中止する必要はありませんが、なにが原因だったのかを考えておくことは大切です。原因の食材や調理方法がわかったら、次に同じようなものを食べる時には少し注意して与えるようにしましょう。もしも食材が原因でひどい症状を起こした時は、しばらくはその食材は与えない方が良いでしょう。
下痢の時には水分補給が重要
赤ちゃんが下痢を起こした時には便になって排泄される水分量が通常よりも多くなります。そのためいつも以上に水分が体外に出てしまうので脱水症状を起こしやすくなります。特に汗をかきやすい季節は汗からも水分が出てしまうので、しっかりと水分補給するように気をつけましょう。水分は一気に飲んでも身体には吸収されずに尿となって出てしまいます。少量ずつを何回かに分けて与えるようにすると効果的です。また脱水が心配な時には尿の量をしっかりと確認しましょう。尿量が減ってきている時には身体が脱水傾向になっているので水分補給を十分に行う必要があります。
下痢症状が強い時には
症状が強く水様の便が何度もでる時には、短時間で脱水症状を起こしてしまうことがあります。そのような時にはすぐに受診して医師の診察を受けることが大切ですが、家でできることとしては水分補給の際に経口補水液を使用することです。下痢をすることで水分だけでなく身体の中の塩分や電解質までが身体の外に出てしまいます。身体の中の電解質の乱れは脱水をさらに悪化させてしまいます。経口補水液には水分以外の電解質が含まれているため電解質の補正ができます。また食事でカロリーがとれない時には経口補水液でカロリーもとれるものがあります。
いつも通りに食欲がある時
赤ちゃんの元気がありいつも通りに食欲がある時には消化の良いものを少量ずつ与えると良いでしょう。うどんを柔らかく煮たものやいつもよりも水分を多くしたおかゆなどです。いつも食べている離乳食よりも一段階前の離乳食の内容に戻してあげると消化が良いのでおすすめです。他に注意することは食事の温度です。冷た過ぎるものはお腹に強い刺激になるので常温のものや少し温めたものを与えましょう。他には揚げ物などの脂肪分が多いものもや繊維質の多い海藻類なども身体にとって負担になるので止めておいた方が良いでしょう。