いよいよ始まる離乳食
離乳食が始まる時期を離乳初期といいますが、まずはおかゆから始めるというママが多いのではないでしょうか。お米は日本人に一番馴染みがあり、調理もしやすくアレルギーなどの心配も少ないのがメリットです。次に、赤ちゃんにいろいろな味を覚えさせるために取り入れるのが野菜です。しかし、どんなものでもいいという訳ではなく、ポイントとして柔らかくて甘みが感じられるものが良いといわれています。中には離乳食期は避けたい食材もありますので、おすすめとともにチェックしておきましょう。食べることは生きることの基本ですので、しっかりした食育を目指しましょう。
甘い野菜はどんなもの?
甘いという味覚は赤ちゃんも大好きですが、その感じ方は大人よりも敏感です。そのため、砂糖や果物などを最初に与えてしまうと濃い味付けを好むようになってしまいますので、この時期にしっかりと繊細な味覚を養ってあげることが大事です。甘さを感じる食材にはニンジンやカボチャ、サツマイモ、カブ、玉ねぎなどがあります。よく熟したものであればトマトなども甘くなりますが、酸味も強いので生ではなく煮込むと食べやすくなります。与え方は初期であれば、種の部分を取り除き柔らかく煮込んでペースト状にします。余計な味付けなどはせずに、素材本来の味を教えてあげましょう。
滑らかで柔らかい離乳食
離乳初期の食べ物の目安は滑らかなポタージュ状。水分が少なすぎても多すぎても飲み込みにくいので素材の状態を見ながら最適な固さに仕上げてあげましょう。ポタージュ状にするためには、最初に柔らかく煮込むことと裏ごしすることが必要になります。必然的に裏ごしできない、またはしにくい野菜は離乳食初期にはふさわしくないということになります。もやしやオクラなどがそれにあたり、キノコ類やゴボウなども繊維質が多いので胃腸の機能がまだ弱い赤ちゃんには与えません。
離乳食を与えるときの工夫
ニンジンやカボチャ、ジャガイモなどはペースト状にもしやすく、赤ちゃんも好んで食べる食材の代表です。ママも手に入れやすく調理しやすいので、高頻度でメニューに上がるのではないでしょうか。ですが、いろいろな味に慣れさせるのも離乳食の役割です。いつも同じものでは味の幅が広がりません。ホウレン草や小松菜、ブロッコリー、キャベツなど徐々に種類を増やしていきましょう。甘みを出すために他の食材に混ぜたりすることで食べやすくする方法もあります。まとめてピューレを作り小分けに冷凍して、その都度うまく組み合わせて使うと便利です。