離乳食スタートは1回食から
赤ちゃんの首が安定してきて支えてあげるとお座りができるようになった頃が離乳食開始の目安です。おおよそ生後5~6か月頃でしょう。この時期になると大人が食べているものに興味を示したり、スプーンを口に入れても舌で押し戻すことが少なくなります。個人差はありますが、赤ちゃんの様子を見て食べたそうにしていたら離乳食を始めてみましょう。離乳食の最初は食べる量よりも母乳やミルク以外のものに慣れることが主な目的です。あせらずに少しずつ進めていきましょう。初めて口にするものはアレルギーを起こす恐れがあるので小児科の開いている日中に食べさせるようにするといいですよ。
離乳食に慣れてきたら2回食へ
赤ちゃんがスプーンで食べ物を食べることに慣れてきたら食事回数を増やして2回食へと進みましょう。目安としては離乳食を始めてから2カ月ほどたった頃です。しかし赤ちゃんによっては離乳食を食べるのが好きではない子もいます。もしも1回食でも赤ちゃんが嫌がってほとんど食べないというのなら2回食に移行する時期を遅らせてもよいでしょう。この時期の栄養補給は主に母乳やミルクなので、離乳食で栄養面の心配をする必要はありません。まずは赤ちゃんが喜んで食べるようになってから回数を増やし、食べる物の硬さを変えていきましょう。
いよいよ3回食の開始
赤ちゃんが1日2回の食事をする習慣がついてきたら、いよいよ大人と同じペースで3回食を開始します。開始する時期は9か月から11カ月頃が目安ですが、個人差が大きいので2回食が安定してきてからで良いと思います。3回食になると大人と同じ時間に食事をとるので食事内容は大人の食事から摂り分けられると便利です。この時期になると歯ぐきでつぶせる硬さの食事が基本になります。味付けも大人の味付けを薄くしたものが食べられるようになるので家族で食卓を囲んで楽しい食事時間が過ごせるようになると思います。
3回食に慣れてきたら完了期へ
3回食のリズムがついてきて赤ちゃんの生活リズムが安定してきたら、徐々に食事内容を大人が食べているものに近づけていきましょう。赤ちゃんに歯が生えてくると少しずつ硬いものを食べさせて、食事を噛んで食べる習慣をつけます。味付けは大人ほど濃くする必要はありませんが、様々な味付けに慣れていくように食事内容に変化をつけていきます。12カ月~18カ月頃にはこうして離乳食を完了させていきます。この時期が終わればほとんど大人と同じものが食べられるようになります。赤ちゃんの性格によっては進み具合に差が出てくるので赤ちゃんのペースに合わせて進めましょう。