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月齢別の離乳食の進め方【9〜11ヶ月頃】

9〜11ヶ月になると、そろそろ1日3回食に。家族みんなで食事をして、栄養摂取だけでなく食事から得られる楽しさなど、さまざまなことを学んでいきます。食べられるものも増えてくるこの時期の離乳食の進め方について紹介します。
9〜11ヶ月ころになると、歯ぐきでつぶせる硬さの食べ物が食べられるようになります。赤ちゃんの1日に必要な栄養の50〜70%ほどを離乳食から摂取できるようになり、母乳やミルクよりも食事からの栄養摂取が増えていきます。

1日3回食で食事のリズムを整える

9〜11ヶ月頃になると1日3回食になります。3回食の時間は、毎日決まった時間にして赤ちゃんの生活リズムを整えてあげましょう。食事時間は、次の食事まで3〜4時間は空けてあげるのが良いですよ。時間を空け過ぎたり、空けなさ過ぎたり、日によってバラバラの時間にしたりということは避けましょう。3回食になると、大人と同じ時間に食べることも増えますが、夕食時間が遅くなりすぎることのないように気をつけましょう。

歯茎でつぶせる硬さに

9〜11ヶ月頃になると、歯ぐきでつぶせる硬さのものが食べられるようになります。バナナなどが硬さの目安です。噛むことの練習ができるように少し形を残したものを与えてあげるようにしましょう。

栄養源の50〜70%を離乳食で

7個人差がありますが、1日に必要な半分以上の栄養素を離乳食から摂取するようになります。そのため、離乳食でも栄養バランスが大切になってきます。炭水化物やタンパク質はもちろん、ビタミンやミネラルなどが不足しないように、さまざまな食材を離乳食に取り入れてあげましょう。
しかし、まだ母乳やミルクは必要です。成長曲線を見ながら、離乳食と母乳やミルクを与えてあげましょう。

徐々に調味料が使用できるようになる

醤油や味噌、砂糖、塩などの調味料が使用できるようになります。
調味料が使えるようになると、ついつい大人と同じ味付けにしがちですが、大人の味付けは、赤ちゃんには濃すぎるので注意しましょう。シンプルな薄味を心がけましょう。

好き嫌いなどが出てくることも

この時期になると、好き嫌いが出てくることも。しかし、気分に左右されている好き嫌いかもしれません。
昨日は「ムラ食い」や「ばっかり食べ」をしていたのに、今日はきちんと食べてくれた、ということもあります。赤ちゃんが1度嫌がったからと言って、もうその食材は出さないとなると、栄養が偏ったり好き嫌いが増えてしまいます。
日によって調理法や味付け、合わせる食材などを工夫するなどして、食べられる食材を増やしていきましょう。

食べることに興味が出てくる

食べ物を手で触ったり、手で食べようとしだす時期でもあります。食べることに興味を持つことは、とても良いことです。汚れてしまうこともありますが、赤ちゃんの好きにさせてあげることも大切です。

まとめ

9〜11ヶ月頃は、1日3回食となり離乳食からの栄養摂取も増えます。好き嫌いが起きないように、食べ方や調理法などを工夫してあげることが大切になってきます。食べられる食べ物が増えたら、その都度、赤ちゃんを褒めてあげ、食事が楽しいものになるようにしてあげられると良いですね。
( TEXT : 若子みなみ / Rippy編集部 )